茅ヶ崎市小和田地区まちぢから協議会が主催する「市長と語る会」にて、地域の公園の未来を考える対話のための情報提供をさせていただきました。
茅ヶ崎市小和田地区は、A Talk in the Park 03 でもご登場いただいた「スマイルパークこわだ」や、地域で見守り対話を続ける公園「チャレンジパーク赤松」のある地域です。
市長や副市長をはじめとした市役所の方々と、地域の自治会長や子ども会PTA関係者など地域住民の皆さんが一堂に会して意見交換をする市民集会を、小和田地区では「市長と語る会」として市長を交えた対話の場として毎年実施されています。
令和5年度の「市長と語る会」は、2部制とし、第1部は各部会からの報告、第2部は公園について考えるパネルディスカッションという内容で行われました。
第1部では、交通安全や広報、防災、地域PR、福祉など、それぞれの活動報告が行われ、熱心な取り組みの様子が伝えられました。様々な年代の女性たちが活躍し、明るい雰囲気で会は進んでいきました。
第2部では、「理想の公園とは」をテーマにパネルディスカッションが行われました。様々な立場から自由な意見やアイデアを引き出すための材料として、みんなの公園愛護会椛田からこれまでに取材した各地の事例から、参考になる取り組みをご紹介し、パネルディスカッションにもご一緒させていただきました。
今回ご紹介した事例は次の3つです:
1)小学校と協働で公園清掃:三先公園(大阪市)
2)芝生育てで地域交流:黎明橋公園(東京都中央区)
3)地域で公園のルール作り:阿成北公園(姫路市)
近隣小学校と協働して、普段公園を利用する小学生も一緒に楽しく公園育てに関わっていくことや、公園を使う人たちみんなでルールを考えて、地域にある公園をどう使っていくか?を話し合うことで、より使いやすい公園にしていける可能性などについて、様々な意見が出ました。
この小和田地区には、チャレンジパーク赤松と赤松どんぐり公園・YU-ZUルーム(ユーズールーム)という素敵な公園と施設があるのですが、公園整備の段階から地域で対話を重ねてきた皆さん。出来上がった公園は大勢の人が利用する人気のスペースとなり、それに伴う問題も出てきているそうですが、地域で未来に向かって夢を持ち積極的に話し合っていこうという姿勢が輝いていました。
チャレンジパークに関する記事はこちら(2021年取材)▼
今回の「市長と語る会」を終えて、会長の雫石剛さんはこのように語ってくださいました。
小和田まち協として2部でゲストスピーカーを迎えるのは初めてでした。小和田、茅ヶ崎市、全国でも色々な問題がある公園に的を絞り「理想の公園とは」と題し、市、地域、椛田様に参加頂きパネルディスカッションを行いました。大変貴重な意見が出て、今後の「公園改善取組み」の参考として活用していきます。
また、市民自治推進課の杉本真太郎さん(一番上の集合写真 最後列の一番背の高い男性)はこのようなコメントをくださいました。
市長と語る会の開催にあたっては、地域が主体となり、企画からパワーポイントの作成まで入念に準備を進めてきました。今年度は椛田様にもお越しいただき、様々な立場のパネリストがそれぞれの切り口で「理想の公園」について意見が交わされ、非常にわくわくする内容でした。今後も地域活動が活発な小和田地区を盛り上げられるよう、行政職員としてサポートしていきたいと思います。
地域の中で中心的な存在のひとつである「公園」をテーマに、市長、市役所職員、様々な世代の地域住民が、みんなで対話をするという素晴らしい場にご一緒させていただく機会をいただき、ありがとうございました。
また、当日の様子や資料は、茅ヶ崎市小和田地区まちぢから協議会のホームページにも掲載されているほか、小和田地区まちぢから協議会ニュース「市長と語る会特別号」として地域の皆さんに報告されました。