地域の公園ボランティアを紹介する「となりの公園愛護会」。様々な活動をする皆さんにお話を伺って、その知恵やアイデア・情熱をシェアしています。今回は、以前インタビューさせてもらった愛護会のその後をご紹介します。
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茅ヶ崎市にあるスマイルパークこわだ。小和田小学校すぐ隣にあり、近くの保育所の子ども達や小学生がよく遊びに来る小さな公園です。半分は砂で、もう半分は芝生になっている園内には、子ども向け遊具と、大人も楽しく体を動かせる健康器具が設置されています。
スマイルパークこわだ愛護会の雫石剛さんが近況を教えてくださいました。
皇帝ダリアの成長記録を公開発信
大きくなると3-4mもの高さに成長し、大輪の花を咲かせる皇帝ダリア。スマイルパークこわだでも、愛護会の皆さんが皇帝ダリアを育てていらっしゃいました。
4月に植えられた皇帝ダリアの若木は、夏の間にぐんぐん伸びて、晩秋に花を咲かせます。花が終わったら剪定。剪定枝は、翌年の春まで保管し、そこからでた若木をまた植える、という流れで、皆さんは花を楽しんでいるとのこと。
その成長記録を、写真と一緒に公園情報アプリ『PARKFUL』の スマイルパークこわだ のページに投稿しているそうで、花の見頃の時期などはご近所の方へのお知らせ呼びかけ投稿もされていました。
また1年の成長記録をまとめた資料も見せてくださいました。
年越しを迎える前に、根元近くで剪定をして、スッキリされたそうです。また次の春まで保管され、公園に植えられるんですね。1年を通して、公園を利用するみんなで成長を見守る花があるというのは、楽しいことだなと思います。
花壇「おはなばたけ」も拡大中
以前、市役所と相談して花壇をつくったスマイルパークこわだ愛護会の皆さん。日当たりが良く公園の外からも見える場所につくられた花壇は、子どもたちにも親しみやすいよう「おはなばたけ」と命名されました。
その「おはなばたけ」は、入口のフェンス沿いのエリアから、どんどん拡大して、今では4つに増えています。
第1おはなばたけは、基本的にお花屋さんで購入した花苗を植えているそうですが、第2〜第4おはなばたけには、メンバーが家で育てた花を移植したり、持ち寄った種を撒いて育てているそうで、公園内にはとてもたくさんの種類の植物が育っていました。
「花が増えるといいでしょう。なるべく1年中花が咲いているように工夫しています。今後も、公園の周りをぐるっと囲むように、おはなばたけを増やしていきたいと考えているんですよ。」と雫石さんは話してくださいました。
進化し続ける公園。これからも皆さんの活動が楽しみです。
【基本情報】
団体名 | スマイルパークこわだ愛護会 |
公園名 | スマイルパークこわだ (茅ヶ崎市) |
面積 | 520 m2 |
基本的な活動日 | 毎月1回 第2木曜日 |
いつもの活動参加人数 | 10人前後 |
会の会員数 | 13人 |
活動内容 | ゴミ拾い, 除草, 低木の管理, 花壇の管理, 植物の水やり, 施設の破損連絡 |
設立時期 | 2010年(平成22年) |
参加者イメージ | アクティブシニア |