田園調布学園大学 人間福祉学部 共生社会学科の武山梅乗准教授のゼミで、社会福祉を学ぶ学生さんに向けて地域とのつながりをつくる公園ボランティアについての講義を担当させていただきました。
社会学や福祉コミュニティ、園芸福祉がご専門の武山先生のゼミ生の皆さんは、子ども・障害者・高齢者などさまざまな観点から社会福祉について学んでおり、今後は公園ボランティアのフィールドワークも予定されているとのこと。(冒頭の写真は武山先生が撮影してくださったので、先生が写っていないのが残念です!)
共生社会学科で学ぶ皆さんは、社会福祉士の国家資格を取得し、卒業後はソーシャルワーカーとして働く学生さんも多いそうです。
これまでの調査結果や、各地の公園で行われている事例を紹介しながら、地域の公園にボランティアで関わることや、楽しく公園育て活動に参加することが、さまざまな世代・立場の人たちの繋がりづくりや、社会的な居場所や役割・交流の場づくりにつながっていることをお話させていただきました。

学生さんからはこんな感想もいただきました!
・お話を聞いて、私の中の公園ボランティアについて、印象が大きく変わった。公園ボランティアは、誰でも気軽に参加することのできるボランティア活動であると共に、活動を通して多世代間の交流の場や定年退職後の男性やホームレスの方の社会との接点の場といった、社会的、福祉的な交流の場にもなり得る活動であるということを感じた。
・様々なボランティア団体が活動していて、それぞれの力が発揮できるような内容で互いに支え合うことも出来るのは地域共生社会の1歩にもなると考えた。活動の中で地域コミュニティが形成されるため、これからの社会にとても重要になってくるものだと思う。
・なにげなくいつも横目に見ている公園が沢山の人の協力や思いがあってのものだということを忘れてはいけないなということを実感できた。プラスになることが沢山あり、ネットが発達してきて、外でコミュニティを増やさなくてもなんとかやっていけるこのご時世に対して、外で直接的に人との繋がりを実感できるということは、素敵なことだなと思った。
・掃除や花壇の取り組みはもちろん、イベントの開催や子どもたちの居場所づくりを提供するなど、人と人の繋がりの部分で色んな取り組みをしていることがわかりました。「共生社会」にとても繋がるとお話を聞いて共感しました。
私たちもとても学び多く有意義な楽しい時間でした。貴重な機会をいただき光栄です。ありがとうございました!
跡部感想:人間福祉学部という背景もあるかもしれませんが、現代の大学生にとってボランティアは非常に身近な存在であると感じました。1年生時にはボランティア参加を促す授業があり、学内でも地域の募集チラシをよく見かけました。「公園ボランティア」の認知度は低いものの、若い世代にボランティアが浸透していることは、将来への明るい兆しと言えそうです。
