ついに春を感じられる日が増えてきましたね。おかげで鼻や目の違和感と戦う日々です。
みんなの公園愛護会理事の跡部です。
お知らせにあげたように、現在東京ミッドタウン・デザインハブで行われている「公民館とデザインは、なにを夢みたのか? ~雑談がうまれる場所と、そのためのDesignをめぐって~」という展示にみんなの公園愛護会が一ブースいただいて展示させてもらっています。
公園も公民館も一生活者としては、同じぐらいの距離感だと思います。しかし行政上の仕組みでは別のものと。でも、推しの公園を育てる公園ボランティアの活動も、公民活動として行われていることも、どちらも「自分たちでできることを楽しくやろう!」という意味では同じで活動場所が違うだけともいえますよね。

展示にあたり以下のような文章を寄稿しました。
<公園「で」あそぶ時代から、公園「を」育てる時代へ>
公園を育て、ケアする「公園ボランティア」という仕組みを知っていますか?
公園の掃除や除草、花を育てたりという縁の下の力持ち的な活動から、芝生育てや雑木林や竹林の保全、昆虫や生物調査、畑や田んぼ、ハーブガーデンづくり。防災訓練を兼ねての焼き芋大会。さらには地域の音楽フェスの開催まで。
これらは全部公園ボランティアの仕組みを使って、
各地で実施されている「たのしみ」方です。
自治会がやっている場合もあるし、趣味のサークルのような有志で行う団体も。企業が地域のために公園ボランティアを行うケースもあります。 保育園児から大学生、地域の老人施設や障害者施設が一緒に行う場合もあります。
つまり、誰でも参加できて、誰でも貢献でき、誰でも役割を担える居場所にもなります。
そして、公園育てをしてくれている人がいる公園は、自分たちでルールを決めて、どう公園を活用するかの自治もゆるやかに行われています。
「みんなの公園愛護会」は、
暮らしの近くにある公園が豊かな居場所であることを願い、
地域の小さな公園を守り育む公園愛護会や公園ボランティアをサポートする団体です。
公園で遊ぶだけから、公園を育てるよろこびへ。
公園だけでは、公民館になれませんが、
公園ボランティアがいれば、建物がなくても「公民館」的機能を持ち始めます。

展示は3月16日までですので、ぜひ見に行ってください。公民館の文脈で公園ボランティアを眺めると「DIY的な自治」や「社会教育」などの視点でも捉えることができます。
また、この展示を企画した「公民館のしあさってプロジェクト」の西山さん、大里さんとのランチタイムトークもあります。ぜひ聞いてみていくださいね。
さて蛇足です。(その割に長くてすいません)
「公民館のしあさってプロジェクト」の西山さん、大里さんは書籍『推しの公園を育てる』を手にとってくれて一緒に展示を行いませんか?と声をかけてもらったのが出会いです。
でも話をしていたら、昔私が取材した記事を見てロンドンに視察にいったという偶然がありました。そこは住民が一人一株もって運営しているロンドン郊外のパブ『THE IVY HOUSE』。もちろんお酒を飲むパブですが、夕方には子どもたちの居場所でもあり、宿題をやっている子もお酒を飲んでいる大人も一緒の空間。その日はステージで子どもがクイズを出して盛り上がっていました。

なので出会ったのは最近ですが、公民館のしあさってプロジェクトのお二人とは昔から同じような興味を持って社会を探求している同志のようです。
そういえば、その時にロンドンで公園ボランティアも見に行っていました。まだ「みんなの公園愛護会」を始める前。個人的にこうなったらいいのにと思った人が、自分たちで街をハックしている状況が大好物でして。
こちらもロンドン郊外ハックニー地区にあるDalston Eastern Curve Garden。廃線跡を活用して地域住民によって育てられている花壇があるボランティアが活躍する憩いの場でした。今回の出会いでその時のメモ用に撮影した写真を見返していたら多くの発見がありました。

■参加者募集のポスター!グラフィックも素敵。コピーも力強い

■黒板の手書き文字も、掲示物も入りやすい雰囲気のデザイン

■公園のお気に入りのところを記入して伝えられる用紙

■2017年当時はブレグジット論争の時期。ユーロの旗を掲げて意思を表す。緑のジャケットが公園ボランティアの人たち

2017年のロンドンに行ったときの写真を見返していたら、日本だけでなく世界の公園ボランティアについてももっと調べなくちゃなぁという気持ちになりました。西洋型のボランティアだけでなく、アジア型のボランティアのあり方についても比較考察にしてみたい昨今です。